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風神雷神図鍔(鐔)
銘 奈良重治作
Wind god and Thunder god motif tsuba
Signed Nara Shigeharu saku
鍔
No.
1071
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-
円(税込)
江戸時代中期 武蔵国江戸神田住
鉄地高彫象嵌色絵耳赤銅地縄目覆輪
縦:83.2mm 横:82.8mm
切羽台厚さ:4.2mm
耳際厚さ:5mm
特製桐箱入
Mid Edo period
Kanda, Edo, Musashi province
Iron
Height: 83.2mm
Width: 82.8mm
Thickness at seppadai: 4.2mm
Thickness at mimi (rim) : 5mm
Kiri box
風袋をいっぱいにはらませて天翔ける風神は、どこか憎めない愛嬌たっぷりの姿かたち。体の中心を最も高くし、彫り口は垂直、際を滑らかに仕上げ、柔らかさを出している。逆立つ髪の間からのぞく角、牙、風袋の文様などは金の本象嵌。激しく波立つ海と渦巻く雲、その間にある透が空間に広がりを生み出している。雷神は雲の中の留守模様か。雷文を崩した稲光の表現がモダンで面白い。色味を変えた金平象嵌は本象嵌である。耳には赤銅の縄目覆輪がかけられ、拵装着時の美観も考慮されている。重治は奈良派三代目利永の門人。同じ絵風でも正阿弥派とは一線を画す重厚さがある。
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