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葦原に櫂図鐔
銘 明義(花押)
Tsuba "Ashihara ni kai" (Paddles floating in a reed marsh)
Signed Akiyoshi(Kao)
鍔
No.
933
特別保存
250,000
円(税込)
江戸後期 陸奥国会津
鉄地竪丸形高彫象嵌
縦七六・三㍉
横七二・二㍉
切羽台厚さ四 二㍉
特製落込桐箱入
特別保存刀装具鑑定書
Late Edo period
Aizu, Mutsu province
Iron
Height: 76.3mm Width: 72.2mm
Thickness at seppadai: 4.2mm
Kiri box
Tokubetsu hozon
葦原に打ち捨てられた櫂を主題に、舟戦の跡を想わせる場面を彫り描いた作。明義は正阿弥派の流れを汲む陸奥国会津の鐔工で、東北地方を歴訪した河野春明の門人。鉄地を活かした作を巧みとし、師風の洒落た景色を、精巧な高彫象嵌で表現する手法を得意とした。この鐔も、抑揚変化のある鉄地で、霧か霞か気の立ち昇る風合いを演出している。葦は金象嵌、櫂は赤銅象嵌で、印象深い風景を生み出している。
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