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菊花透図鐔
無銘 鎌倉
Kiku (Chrysanthemu) sukashi tsuba
Unsigned Kamakura
鍔
No.
290
保存
-
円(税込)
桃山時代
鉄地真丸形鋤下彫地透金箔押
縦 84.7mm 横 84.7㎜ 切羽台厚さ 3.5㎜
上製落込桐箱入
保存刀装具鑑定書(鎌倉)
Momoyama period
made of iron, pressing gold foil
Size; 84.7mm×84.7mm×3.5mm
Special Kiri Box
Hozon certificate by NBTHK (Kamakura)
鉄鐔の装飾は戦国時代末期に進化している。鍛えた地面に簡素な腕抜緒の穴を開けただけの装飾から、鋤彫による文様表現、真鍮象嵌、金銀の布目象嵌を施したものなど多様である。特に桃山期には時代を映して個性豊かな鐔が製作されている。この薄肉に鋤き下げた手法に特徴のある鎌倉鐔も、甲冑師鐔風に菊花透を施し、櫃穴の周囲にも雪輪文風に装飾を加え、唐草文には金箔を押すという極めて珍しい技法を採っている。時代の代わりつつある中で生まれた創造性の高い作で、資料的にも貴重である。
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