菊花図大小鐔

Nagayo

 菊の魅力は品の良い香りと妖艶なる姿態にあり、江戸時代にはその風雅を競う作菊が盛んであった。この鐔に描かれている菊も、原種が持つ鄙びた風情とは異なっておおらかに開き、あるいは複雑に絡み合う花弁に江戸時代の空気感が窺える。鉄地は朽ち込みがなく健全で色黒く渋い光沢がある。巴状に構成された菊花は、濃厚な色合いと光沢を保つ金と素銅の布目象嵌。長代は布目象嵌を華麗に施す描法で高い人気を得た京正阿弥派の流れを汲む金工。

特別保存

450,000

円(税込)

菊花図大小鐔
菊花図大小鐔