芦亀図大小鐔 銘 藤本信重(花押)

 亀は鶴とともに蓬莱島に棲み、万年を生きると言われることから御目出度い席を装う題材として好まれている。この鐔では芦の陰にひっそりと生きる自然のままの亀の様子を写実表現している。いずれも高彫に金銀素銅の色絵で、彫口は精密。甲羅から頭を突き出して辺りを窺う様子、岸辺に爪を立てて歩む様子に動感があり、口、鼻、目玉の描写に生命感が溢れている。藤本信重は横谷の流れを汲む菊岡行信の門人と思われ、一門に特徴的な正確な構成と精密な高彫表現を得意とする優工であったことが、この大小揃いの貴重な作品から窺いとれる。

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