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窓桐透鍔(鐔)
銘 忠重作
Tsuba ”Paulownia”
Signed Tadashige saku
鍔
No.
715
特別保存
-
円(税込)
江戸時代後期 武蔵国江戸
鉄地竪丸形地透毛彫丸耳
縦:85.9mm 横:82.4mm
切羽台厚さ:6mm
耳際厚さ:5mm
特製桐箱入
Late Edo
Musashi province Edo
Iron
Height : 85.9mm Width : 82.4mm
Thickness at Seppa dai : 6mm
Thickness at rim : 5mm
Special kiri box
鍛えの良い鉄地は大振りで厚みがあり、耳に向かって僅かに肉を落とす。黒味の強い錆色は落ち着きのある艶を湛え、耳に縞状の鍛えの跡を見せる。禅の思想から発展し、寺院建築や茶室に用いれた円窓。鐔を円窓に見立て、風景を切り取ったこの図は西垣勘四郎が得意としたもので、赤坂鐔工にも踏襲されている。軸をずらした桟を異なる太さで交差させ、画面に変化を与えている。力強い直線に柔らかで有機的な桐の曲線が好対照となり、硬軟絶妙なバランス感覚の実に洒落た作である。忠重は五代忠時の門人。赤坂鐔工の中で四代忠時以降最も技量優れ、作風も幅広く、一門の繁栄に大きな貢献をした。長寿であり、作品も多いが在銘作は意外に少なく貴重である。
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