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水辺白鷺図鐔
銘 後藤法眼一乗(花押)
Tsuba "Mizube Sagi" (Heron)
Signed Goto Hogan Ichijo (Kao)
鍔
No.
72
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円(税込)
江戸後期 山城国京都-武蔵国江戸
赤銅魚子地撫角形高彫色絵四方打返耳
縦 79mm 横 73mm 切羽台厚さ 4.2㎜
Late Edo period , Kyoto, Yamashiro province
Shakudo
Height : 79mm Width : 73mm Thickness at seppadai : 4.2㎜
後藤一乗は、後藤七郎右衛門家四代重乗の子で、寛政三年に京都に生まれた。兄に次左衛門家を継いだ是乗光煕が、弟に七郎右衛門家を継いだ久乗光覧がおり、いずれも一乗に劣らぬ技量と鋭い感性を保持している。九歳で八郎兵衛謙乗の養子となり、半左衛門家の亀乗に金工技術の手ほどきを受け、謙乗の没後に家督を襲い、後藤家の伝統を重んじた龍神や獅子図などを製作している。工銘は、はじめ光貨と切り、光行、光代と改め、光格天皇の御剣を製作して法橋の位を授かり一乗としている。天保年間には江戸の芝新銭座町(現港区浜松町駅辺り)に工房を構え、高い人気を得て多くの注文を受けたが、文久二年に孝明天皇の御太刀製作のために京に戻っており、この功績により法眼に叙せられている。齢七十三であった。
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