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日本刀の販売 買取のご相談は日本刀専門店銀座⻑州屋
桐茗荷透図鐔
無銘 金山
Paulownia and ginger design tsuba
Kanayama
鍔
No.
2185







特別保存
1,000,000
円(税込)
室町時代
鉄地丸形毛彫地透
縦七四・七㍉ 横七四㍉
切羽台厚さ五・五㍉
特製落込桐箱入
仕覆付
Muromachi period
Iron base round shape hair engraving openwork
74.7mm long x 74mm wide
5.5mm thick cutting base
Comes in specially made paulownia wood box
With cover called "Shifuku"
音声解説
00:00 / 13:35:28
色合い黒々として強い光沢をもつ鉄骨(てっこつ)が、耳の全周に亘って地鉄を突き破るように点在する、古鉄の魅力が横溢の金山(かなやま)鐔。伝統的な桐紋と茗荷で切羽台と耳を繋いだ図柄を、四方に十字木瓜を潜ませてクロスを思わせる構成としている。
桐と茗荷に加えられた毛彫は地に霞み込むように穏やかで、鉄地の色合いも総体に黒くねっとりとしており、鉄骨は粒状、瘤状、筋状と多彩に、耳のみならず地面の所々にも現れており、鍛えた鎚の痕跡と働き合って景色の重層美を成している。
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