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月夜烏図鐔
銘 臨川堂充正
”Crows under the moon””
Signed Rinsen do Mitsumasa
鍔
No.
2174





特別保存
-
円(税込)
江戸後期 近江国
赤銅磨地竪丸形高彫色絵
縦七五・二㍉ 横七一・八㍉
切羽台厚さ四・八㍉
上製落込桐箱入
Late Edo period, Omi Province
Shakudo migakiji takabori iroe
Height : 75.2mm
Width : 71.8mm
Thickness at seppa dai : 4.8mm
Comes in a high-quality wooden case
音声解説
00:00 / 01:04
臨川堂(りんせんどう)充(みつ)正(まさ)は鉄炮鍛冶や鐙工を一族に持つ職人の出身。
横谷宗與に金工を学んだのみならず諸派の技術を習得して独創的表現を開拓した名工。
この鐔も、横谷風にこだわることなく、川の流れや枯木の表情、雲間の月などに構成美を求めている。
極上質の赤銅地を磨地に仕立て、一部に石目地を施して川辺の夜霧を表現。
色付いた蔦の絡まる枝に身を寄せる烏は、裏面の烏と共に躍動感と生命感に溢れている。
古木の四分(しぶ)一(いち)、金、銀の色絵の採り合わせも的確。
風の動きを草原の様子で表すなど巧みで、夕暮れ時を表現した湧き立つような雲に満月が印象深い。
特別保存刀装具鑑定書
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