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臼杵に小禽図縁頭 無銘 奈良派

 判じ物であろうか。臼と杵にそれぞれ鳥が止まっている。餅つきは杵とり(臼とりとも捏ねとりともいう。餅をひっくり返す人のことである。)が肝心、と言いたいのだろうか。そんなことではあるまい。頭は厚い鉄地を裏から強く打ち出し、縁と同様な鋤出高彫を施した頑強素朴な縁頭である。謎多き画題と共に何かを訴えかけてくる、不思議な魅力に満ちている。

臼杵に小禽図縁頭 無銘 奈良派
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