祇園守透図鐔 銘 越前住記内作

 京都八坂神社の御守りに採られていた意匠が祇園守の紋所。クロスする構成があることから、キリシタンが隠れ蓑としてこの紋所を用いたとも言われている。作者は、入記内と尊称される記内各代の中でも名人。叢なく緻密に詰んだ鉄地を肉彫に仕立て、表面に抑揚変化を付けるとともに微細な石目地を施してしっとりとした質感を漂わせている。中央にクロスを構成し、これを隠すように文様を配している。

祇園守透図鐔 銘 越前住記内作