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牡丹獅子図小柄  無銘 後藤程乗

 後藤宗家九代程乗と極められた、厳かで風格のある、しかも華やかさを伴う伝統的な図柄の小柄。程乗は顕乗の嫡子で慶長八年の生まれ。理兵衛家当主の頃は加賀前田家に出仕し、加賀金工の育成に力を尽し、後藤宗家にはない華麗な一面をも示した名工。この小柄も、漆黒の赤銅魚子地に明るい金無垢地を肉高く打ち出した獅子と牡丹を据紋した、伝統的な造り込み。枝を大きく広げた牡丹は古典的な構成。これに戯れかかる獅子も尾を立てて躍動感があり、しかも細部まで量感豊かに彫り出されている。色合いも鮮やか。裏板中央に疵がある。 

牡丹獅子図小柄  無銘 後藤程乗
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