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牡丹獅子図小柄 無銘 後藤

 後藤家の特徴である山高く谷深くの表現そのままに金無垢地を打ち出し、牡丹に戯れる獅子を立体描写した作。高彫部分は五ミリを超え、桃山頃の華やかさと贅沢さが充満。目貫のように際端を絞っているため図像が浮かび上がって見え、殊に獅子が牡丹を掻き分けて出てくるところに動きが感じられる。背景の牡丹も後藤家の伝統的な意匠で優雅。細部にわたって細やかな彫刻が施されており、迫力だけではない緻密さが魅力となっている。

牡丹獅子図小柄 無銘 後藤
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