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梶原景季奮戦図小柄 銘 後藤光凞(花押)

 後藤光凞(みつひろ)は七郎右衛門家四代重乗の子で、天明八年の生まれ。治左衛門光顕の養子となり、その五代目を継いでいる。実弟に一乗と光覧がおり、技量の高い家系であり、新趣の作にも挑んでいる。源平合戦に取材したこの小柄は、生田の森で平家陣中に孤立した梶原景(かげ)季(すえ)が活路を切り開いている場面。後藤家伝統の図で、主題をより鮮明に繊細な彫口で高彫表現している。見どころは息を切らして走る家景季の動きだが、匂立つような満開の梅も素晴らしい。

梶原景季奮戦図小柄 銘 後藤光凞(花押)
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