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梅樹透鍔(鐔) 銘 行年八十一才忠重作

 肥後金工の林又七や西垣勘四郎の作を念頭に、更に洗練味を加えた忠重の梅樹透。耳に向かってやや肉を落とした変り形は波打つように流れ、黒味の強い地鉄は透の一部に合わせ鍛えの跡が窺える。張り巡らされた細い枝はしなやかに鋭い。小さな蕾がリズミカルに並び、可憐に咲いた花は繊細な毛彫で表裏を描き分けている。赤坂鐔全体の中でも非常に技量が高く、また感性豊かであった忠重。行年八十一才の自身銘は貴重である。

梅樹透鍔(鐔) 銘 行年八十一才忠重作
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