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梅樹透大小鐔 大銘 作州津山住正利 小銘 作州住正利

 中心を深く掬い取ったような花弁が特徴的な可憐な梅花の縁は金銀の象嵌で飾られている。蕾はふっくらと丸く、洞のあるごつごつとした木肌の表現は詳細で写実的。肉置き豊かな彫は、地を垂直に透かしていることですっきりと垢抜けた印象である。高低変化に富んだ配置が奥行きのある画面を作り出している。鍛えの良い地鉄の深い錆色も好ましい。
 正利は美作国津山の抱工。江戸詰の鐔師として参両壱分弐人扶持を支給された。(天保十一年二月刊行『津山藩分限帖』より)武州伊藤派の正常に学び、正親や正幸に有縁。

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