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林和靖図鐔 銘 弘親

 打越弘親は善太郎と称し弘壽の高弟。中国人物などを題材にした作品を遺して名高い。詩人林和靖(りんあせい)は西湖の畔に閑居して梅と鶴を愛して過ごしたという。この鐔は、朧銀地を微細な石目地に仕上げ、正確で精巧な図柄構成とし、細密な高彫表現で立体的描写だけでなく舞鶴と和靖の間に広がる広大な空間をも表現している。特に人物の顔は表情が豊かで、指先、目線、唇の動きまでも見事に再現している。金銀赤銅素銅の色金も過ぎることなく美しい。

林和靖図鐔 銘 弘親
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