top of page

月下梅樹図笄 銘 皆山應英 (花押)

 金無垢地と見紛うような黄金色に輝く笄。咲き匂う梅の枝に抱かれるように銀据紋象嵌の満月が浮かんでいる。時に小刻みに、深く浅く軽快に鏨を運び可憐な梅樹を彫描いている。裏は猫掻き鑢が施され、中央に流麗な書体で銘字が刻されている。皆山應英(みなやま まさひで)は大月光興門の名工皆山應起(まさおき)の門人。ちなみに、加納夏雄はこのように樹木の間に垣間見える満月を「木の間月」と自ら題している。

月下梅樹図笄 銘 皆山應英 (花押)
bottom of page