文覚荒行図鐔 銘 伊地知正幸鍛之 天保八□□三月日 伊地知正幸鍛之 大山皆善彫(花押)

 源頼朝に挙兵を促したことで知られる文覚は、身を切り裂くように冷たい那智の瀧に打たれるという修行を積んでいる。その際、気を失って流されそうになるところ、矜羯羅童子と制多迦童子に助けられ、二十一日間瀧に打たれることの大願を遂げたのであった。さて、この鐔の製作者は、薩摩の鐔工で高熊軒と号する皆善。下地を鍛えたのが刀工の四代目正幸。正幸は伯耆守正幸の子で薩摩の藩工。資料的にも貴重な合作である。本作は、鍛え強く引き締まった鉄地を彫り込み、金の布目象嵌を要所に施し、神秘の空域を活写している。

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