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撫子図小柄 無銘 古金工

 撫子が 花見るごとに をとめらが 笑まひのにほひ 思ほゆるかも
大伴家持

 万葉の時代から愛されてきた撫子の花。秋の七草にも数えられ、装剣小道具の好画題である。漆黒の赤銅魚子地を背景に意匠化された五つの撫子が高彫され厚い金色絵で装われている。擦れた魚子が放つ独特の艶が、長い時の中で多くの人に愛され、大切に扱われてきたことを物語っている。

撫子図小柄 無銘 古金工
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