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影絵図小柄 無銘 加賀金工

 燈明を背にして腕を突き出す子供。その前の屏風には大きな影が映し出されている。キツネやウサギ、手を組み合わせて形を作る、誰しも一度はやったことがあるだろう、影絵遊びだ。赤銅魚子地からくっきりと浮かび上がる屏風。裏は赤銅地に七宝文の金色絵、表は人型に赤銅地を残した金色絵に若松を毛彫している。際端を絞って立体的に高彫された子供は丸々としていかにも健康そう。腹掛け姿が愛らしい。郷愁を誘う情景である。

影絵図小柄 無銘 加賀金工
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