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宝相華文・輪宝文図鍔(鍔) 無銘 南蛮

 異国情緒を感じさせる大振りで華やかな鐔である。宝相華文と輪宝文。どちらも仏教に関連の深い文様である。自転して正義による治下を助けるという輪宝。想像上の植物で仏教の装飾に多用された宝相華文。金銀の布目象嵌で華麗に表現されている。南蛮鐔と聞くとポルトガルやスペインからの渡来物のようだが、中国を含め、広く海外から入ってきた意匠や技法を日本で取り入れて製作したものが主流である。海に囲まれた島国は今も昔も新奇なものが大好きなのである。宝相華を描いた面の茎櫃周りを隅入り長方形の銀象嵌で飾った様子が洋剣の鐔の切羽台を思わせる。

宝相華文・輪宝文図鍔(鍔) 無銘 南蛮
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