新商品のご案内 黒石目地塗鞘脇差拵 住吉図縁頭・栗形・鐺 吟枩亭東明(花押) 附脇差 無銘 尾張関

黒石目地塗鞘脇差拵

住吉図縁頭・栗形・鐺 吟枩亭東明(花押)

附脇差 無銘 尾張関

拵全長 二尺三寸三分六厘 柄長 五寸三分四厘

保存刀装具鑑定書

保存刀剣鑑定書(尾張関)

 東明(とうめい)は文化十四年京都の生まれ。後藤東乗門で金工技術を修め、後藤一乗にも師事し、一斎と号した。粟穂図が著名だが、粟穂に笠や箕、雀や鶉等を添えた作では構図と鏨遣いが卓越し、波濤風景、雪月花、富岳など粟穂以外の図柄も風情があって上手である。

 表題の石目地塗鞘脇差拵の住吉図縁頭、栗形、鐺は吟松亭東明の作。

 鐔は赤城軒と号し一柳友善と合作のある水戸正則作の双竜透図。

 小柄・笄は鉄元堂正楽門の成龍軒栄壽の龍図。

銀磨地に無造作に打たれた鎚目は遠目には完璧な磯馴松となり、毛彫、片切彫、そして金銀の平象嵌が駆使されて、

沖の帆船、住吉神社の鳥居、橋の擬宝珠、海に沈む夕日が印象深く描かれ、

「すみのえの松を秋風ふくからに 声うちそふる沖津白浪」

と歌われて帝の行幸も仰いだ名勝が再現されている。

脇差は、新古端境期に名古屋に移住した尾張関と極められている。

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