新商品のご案内 短刀 銘 國次(宇多)

短刀 銘 國次(宇多)

越中国

室町時代前期 正長頃(十五世紀前半) 約五百九十年前

黒漆塗牡丹唐草蒔絵鞘合口拵入


 宇多派は、鎌倉末期から南北朝期にかけて、大和国宇陀郡から古入道國光が越中に来住し、國房、國宗らの優工を輩出して大いに栄えた一派。


 

 
 この短刀は、宇多國房の子で室町前期の正長頃に活躍した國次の作棟が真の形に造られ、身幅の割に寸法が延びてわずかに内反りが付き、表裏に素剣と梵字の彫が冴え、さながら鎌倉後期の長舩景光を想わせる上品な短刀姿。


 

 
 太鑚の銘字は国構えの中の「或」が省略されずに画数多く刻され、丸みのある鑚遣いの「次」の字共々、同銘後代の工に比して銘振りは極めて入念。高位の武将の需打ちであろう。
 

 附帯している深い色合いの黒漆鞘に牡丹唐草の金蒔絵が映えた豪華な短刀拵は、鞘が入れ子式になっている。

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