新商品のご案内 平造脇差 銘 備州長舩則(以下切 則光) 文正元年八月(良業物)

平造脇差 銘 備州長舩則(以下切 則光) 文正元年八月(良業物)

備前国 文正元年(西暦1466年 室町時代中期),五百五十四年前

五郎左衛門尉則光は応永備前の盛光、康光などの作風を受け継ぎ、寛正年間を中心に永享から康正にかけて活躍し、この時代に名品を製作したことから「寛正則光」の異名で刀史に輝く名工。映り立つ地鉄に直刃や乱刃の冴えた優品の数々を手掛けた。

 この平造脇差は応仁の乱(1467年)直前の文正元年(1466年)の作。
 

 
 地鉄は小杢を交じえた小板目鍛えで緻密に詰む。焼刃に沿って鮮明な棒映りが地斑を伴って綺麗に立つ。
 

 
 刃文は直刃。微かに小互の目、浅い湾れを交える。刃境にほつれ、喰い違いごころの刃、小足、葉が盛んに入り、刃中は匂で澄む。

 わずかな磨上げながら栗尻強く張った茎は保存に優れ、鑢は未だ鮮明。応永盛光に比しても遜色のない直刃出来。

 脇差拵は大小一腰の小刀とみられ、黒漆塗の鞘は微細な粟文塗で品位高く、時代のままの肥後煤竹色糸で巻き込まれた赤銅地の獅子図目貫も風格があり、巴に意匠した舞鶴図鐔を掛けて味わい深い。

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・k3226 鐔 無銘(古刀匠) 菊花文に沢瀉透図 (Ginza Choshuya Finesword)

月刊『銀座情報』3月号
 

 
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阿弥陀鑢図鐔 無銘 平田彦三
 

 
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