備後国住 明応八年(西暦1499年 室町時代後期) 520年前
備後の守護大名山名常熈の居館が置かれて政治経済の中心地として賑わった尾道には、室町中期に五阿弥貞信(ごあみさだのぶ)が鍛冶場を構えている。五阿弥の呼び名は、時宗の他阿弥真教が尾道に来た時、小刀を献じた備後鍛冶が、この法名を拝受したことに因むといい(福永酔剣先生『日本刀大百科事典』)、僧門との関係が窺われる。
写真から分かるように、茎は手持ち良く、素早く抜き放って片手で用いるのに適した、戦国武将好みの実用性に秀でた姿。
個性的な鑚使いで銘字と年紀が入念に刻された、五阿弥派の祖貞信の貴重な遺作。
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k3200 大小鐔 無銘 古金工 桐鳳凰図(保存刀装具鑑定書) (10/5 uploaded)
k3210 信玄鐔 無銘(10/7 uploaded)
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