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脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 (大業物)

Wakizashi Ohmi daijo Fujiwara no Tadahiro (O-wazamono)

肥前国 延宝頃  約三百四十年前   刃長 一尺七寸(五一・五糎)  反り 四分  元幅 一寸五厘強 
先幅 七分二厘半  棟重ね 二分二厘強  鎬重ね 二分四厘強 金着二重ハバキ 特製白鞘入
平成十八年愛知県登録

特別保存刀剣鑑定書
価格850,000 円 (消費税込)

 近江大掾忠廣は初代忠吉の嫡子で慶長十九年の生まれ。寛永九年に十九歳で家督を継承し、同十八年に近江大掾を受領、以降元禄年間に至るまで主家鍋島氏の注文に応えて姿の美しい数々の名品を鍛えている。また、切れ味においても優れて武門の信頼厚く、多くの門人を育てて技術を継承させ、肥前刀の地位を確たるものとしてその名を世に轟かせた名匠である。
この脇差は、美しく上品な中にも力の籠もった一振り。寸法が延びて姿おおらかに反り深く、わずかに鎬の張った肉厚く幅広い造り込みで、切先延びごころの肥前刀らしい安定感のある美しい姿格好。小板目鍛えの地鉄は、流れるような板目と小杢を交えて変化に富みながらも総体に良く詰み、全面に細かな地沸が付いて鍛え目を強調するように繊細な地景が網目状に入り組み、山城物古作を想わせる肥前刀独特の肌合いとなる。ごく浅く湾れた直刃調の刃文は、小沸の帯が太く細くと変化して連続し、帽子は掃き掛けを伴って先小丸に返る。明るい小沸の焼刃は、刀身中ほどの沸匂が.特に深まり、刃縁にほつれと繊細な金線を伴う沸帯のうねりが絡み合って横手上へと流れ込み、刷毛先のような繊細な帽子へと連なる。

脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 (大業物)脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 (大業物)脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 (大業物) 白鞘

脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 (大業物) 刀身切先表脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 (大業物) 刀身中央表脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 (大業物) 刀身区上表

脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 (大業物) 切先裏脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 (大業物) 刀身中央裏脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 (大業物) 刀身裏区上


脇差 銘 近江大掾藤原忠廣 (大業物) ハバキ


忠廣 押形

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